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ユーゲントとオットー・ヴァーグナー

*ユーゲントシュティール

アール・ヌーヴォーのドイツでの呼称。
雑誌『ユーゲント(青春)』に因み命名された。
ドイツでは、イギリスのアーツ・アンド・クラフツ運動の影響下に工房や連合が設立され、そこを中核として、新しい時代に相応しい普遍的な造形が探求された。
フランスのアール・ヌーヴォーと比べると、ドイツでは装飾性よりも合目的性や構造が重視される傾向にあった。
美術・工芸デザインでは、動植物や女性のシルエットなどをモチーフとし、柔らかい曲線美を特徴とする。
建築では、簡潔で機能を重視した形体が重んじられる一方、一度限りの芸術性、唯一無二のデザインが尊重されるため、「装飾的部分」が残された建築となる。


*オットー・ヴァーグナー
オーストリアの建築家。
初期作品は古典主義、アールヌーボーを取り入れていたが、後期は装飾は必要に応じ配されるべきで、空間の機能性、合理性を妨げてはならないという考え方に至る。
作品の多くは、アールヌーヴォーほど曲線を多用せず、どちらかと言うと、線と面、そして幾何学的な文様で構成された左右対称の空間構成が多かった。



by yu_ma_1 | 2016-11-23 17:21 | ユーゲントとオットー・ヴァーグナー

コツコツとがんばります。


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